第4章 検査
医務室の戸をノックするが返事はなく、戸を開けると誰もいなかった。
机を見ると置手紙があり
〈急患につき、暫く部屋を開けます。〉
と、書いてあった。
「困りましたねぇ。私は、薬学は心得てますが専門的な事までは…はぁ、気が進みませんが、白豚を呼びますか…」
そう言いながら鬼灯さんが携帯を取り出し、どこかに電話を掛けると
「今から、5分以内に閻魔庁の医務室に来い!さもないと、座敷童達を送り込む!」
とだけ言うと電話を切った。
私は、?を浮かべながら誰かが来るのを鬼灯さんと待った。
暫くすると廊下の方から、凄まじい足音が聞こえ行き良いよく、戸が開いた。