第3章 面接
「驚きました、人間になった事を知らせてないのに、よく2人だと分かりましたね!」
鬼灯が関心しながら聞くと、
「えっあぁ、白羽と黒羽がもし人間だったら、こんな感じの子達だったらいいなぁって、思った時期があって、その姿と同じだったから、すぐ分かりました!」
嬉しそうに話す美桜と、抱きついている双子達を見て、3人の絆の強さを改めて感じる鬼灯だった。
「でも、よく人間になれたね?人間になれる薬か何かがあるんですか?」
見た目は、側にいる双子の女の子達と、同じぐらいに見える白羽と黒羽を見て鬼灯に尋ねた。
「彼等は、猫又になっていたので、もしかしたら喋れるのでは?と思ったのですが、まさか人になれるとは、思いませんでした。貴女と話をしたいと思う気持ちが、この姿になったのかも知れませんね。」
そう話していると双子達が、
「あのね、僕達ずっと美桜に言いたい事があったの!」
「そう!あのね!」
『あの時助けてくれてありがとう!』