第3章 面接
「さて、後9カ所どこかなぁ?」
美桜がそう言うと、鬼灯は、淡々と部位を告げていく。
左薬指、右足親指、右手、左脚と、どんどん切断された部位が大きくなっていくのが、亡者の異常を物語っていた。
鬼灯が、内臓と言った時に美桜は、
「鬼灯さん、亡者ってお腹開いたら死んじゃいますか?」
と聞いてきたので、
「元々死んでいるので問題ないですよ。ただ頭は、最後にした方がいいかもしれませんね。」
意味深な言葉に、美桜は、何かを察したのか
「じゃあ内臓行こうか?」
と満面な笑みを浮かべて亡者の腹部を裂いた。
肺、腸、胃、心臓と言われた通りに引きちぎっていくと、最後に鬼灯が頭と言ったので、美桜は、手を止めた。
「さて、そろそろ終わりにしようか?」