第3章 面接
(さて次はどうするのでしょう。)
鬼灯は、美桜がどう拷問をするのか、興味津々で見ていた。
その内に亡者が、目を覚まし手は、頭の上に拘束され、足は大股を開く様に長い棒に拘束され下半身が露わになっていた。
「あっ起きた。」
虫けらを見るような眼差しで亡者を見下ろしている美桜が鬼灯に、この亡者の罪は?と問いかけてきたので、
「その亡者の罪は、10人の女性にレイプをし、犯した後、殺した上に彼女達の身体の一部を切断してコレクションしていた罪です。」
鬼灯の話を聞いた美桜の目はゆらゆらと怪しい色をしていた。
「そぅ。お前そんな事したんだぁ。その女の子達凄い怖かったんだろうなぁ。ねぇコレクションしていた部位教えてよ。」
ゆらゆらと怪しい笑みを浮かべている美桜に、鬼灯は、心が揺らいでいた。
亡者を見る眼差しや、怪しく笑う顔が、美しいと見入っていた。
鬼灯は、巻物を広げて
「右耳」
と、呟くと美桜一瞬鬼灯の方を見て、亡者がコレクションしていた部位と気づくと、
大きな鋏を亡者の右耳ギリギリに開いて突き刺すと、ひぃ!と亡者が悲鳴を上げた。
「犯されるのってさ、メチャクチャ痛いんだよね。よくさ、エロ漫画とかで、濡れてるから感じてるじゃん、とか勘違いしてるクソ野郎いるけど、違うからな。身体が少しでも痛いのを回避しようとして濡れるんだよ!それでも微々たるものだから、メチャクチャ痛いんだよ!その痛さお前ら男には、分からないだろうな。でもさ、男にも穴あるよね…?」
その言葉に亡者も鬼灯も驚いた。
美桜は、そう亡者に言うとジャキン!と大きな音と共に亡者の悲鳴が辺りに響いた。
美桜は、突き立てていた鋏で亡者の右耳を切り落とした。