第2章 全ての終わりと始まり
ゆったりとした時間を過ごしている時、ふと天井に目をやると、不気味に見えるシミを見つけた。
あっそう言えばあいつから逃げたい一心で安いアパートに引っ越して来たけどここ訳あり物件だったっ!
と、思い出した瞬間、タンスの中から、ガタガタと音がしたし、辺り一帯をラップ音がし出した。
猫達もシャー!と一点を見つめ威嚇し出した時、すーと女の霊が出てきた。
「…よっ良かったぁ!男の幽霊だったらどうしようかと思った!」
美桜は、幽霊に向かって的外れな事を叫んだので、幽霊は、固まってしまった。
「いやぁ!幽霊さん女の人で安心だわ!あっ挨拶メッチャ遅れてごめんなさい!私美桜って言います!宜しくね!」