第2章 全ての終わりと始まり

学校でのイジメも酷さを増すばかり、女生徒達に暴力を振るわれて、物はなくなり、それでも女の子は、中学校に通い続けました。

絶対負けない！私はちゃんと勉強して、私みたいな不幸な子を、助けるんだ！

女の子は、その気持ちだけで辛くても頑張って学校に通いました。
3年生になり、高校受験も無事受かり、女の子は、自分が少しだけお世話になった老夫婦の施設の近くにアパートを借りました。

高校も保育士の勉強が出来る所を選び、卒業したら施設で働こうと考えていた。
勉強をしながらアルバイトもして、少しばかりだが養母と施設に仕送りをした。

目まぐるしい生活に追われていたある日、丸一日休みができた日があった。美桜は、布団でゴロゴロしていると、2匹の猫達も寄ってきた。
引っ越すときに一緒に連れてきていた猫達も久し振りに主人と一緒にいれるのが嬉しくて、美桜にすり寄っていた。