• テキストサイズ

地獄の果てに

第12章 お菓子とおもちゃとそれからそれから


私達は、仕事を終わらせて子供達が待っている金魚草の庭に迎えに行った。

『お帰りなさい!』
そう言いながら子供達が駆け寄って来て、手を繋ぎ部屋に戻った。

私の部屋でパーティーの支度をして、用意していたケーキや料理をテーブルに運ぶと、子供達は、キラキラした顔で楽しそうにしていた。

「こんなに1人で用意していたのですか?」
「ちょっと張り切りすぎちゃいました、みんなでパーティーするって考えてたら楽しくてつい…」

あははと苦笑いしている私に

「偶には、こういうのも悪くないですね」

っと優しい笑顔を見せる鬼灯さんにドギマギしてしまった。

「っつ!さっさぁ!冷めない内に、ご飯にしましょう!」

私は、赤くなった顔を隠しながら、部屋に戻った。
/ 192ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp