第12章 お菓子とおもちゃとそれからそれから
部屋に向かってる途中鬼灯さんに
「何故現世にお使いに行ってきたんですか?」
「お使いは、ついでなんです。元々私が閻魔様に頼んで現世にお買い物に行かせてもらったんです。」
「わざわざ現世で買い物なんて…。」
「まぁ部屋に行って見てもらえれば分かると思います!」
話しているうちに、部屋の前まで着いた。
鍵を、開けてポストに業者さんに頼んだ時渡したスペアキーがあるか確認して、鬼灯さんを部屋に案内した。
「…見せたい物ってこの荷物の山ですか…」
鬼灯さんが眉間にシワを寄せながら此方を睨んだ。
「ちょっちょっと買いすぎちゃったけど、これを見たら納得してくれるはずです!」
私は1番大きな箱を開けた。
「ジャーン!地獄に売ってなかったから現世に行って買ってきたんです!」
私が出したのは、大きなクリスマスツリー。