第11章 sweet bitter spice
白澤さんが、薬を調合して、鬼灯さんは受け取り飲んだ。
「ふぅ、凄いですね、嘘みたいに痛いのとかなくなりました…」
「身体が美桜ちゃんだからね、それに合わせて調合してお前に合わせて即効性のある薬にしたからね。さて、リリスちゃんこれはどれぐらいで治るの?」
「それが、頼まれて作った物だから、普通の人が戻れるようになるには2日から1週間は、かかると思うの…」
「そんなに⁈」
「誰に頼まれて、作ったんですか?」
「それは…」
リリスは、チラッと白澤をみた。
「ぼっ僕⁈そんなの頼んだ覚えないよ⁈」
「前に、女の子の身体の事を知りたいって言って女の子になれる方はないか聞いてきた事あったでしょ?」
「…あ!うんあったあった!うちの薬効くは、効くけど、女の子特有の物にはあまり効果がないみたいで、鈴奏ちゃんみたいに自分で試した方が良くわかると思って、リリスちゃんにお願いしたんだ!」
「それが今回の入れ替わり。」
「でも、女性の身体になれる、物だったのにどうして入れ替わっちゃったんですか?」
「多分同じタイミングで食べてしまったから、身体を構成するより入れ替わる方が効率が良かったから、そう作用してしまったのかもしれないわ。」
「成る程、私は男に、鬼灯さんは女に、確かになれてますもんね。」
「しかし1週間も掛かってしまうのは、困りましたね。戻す方法ありますか?」
「白澤様用に作った物だから、解毒剤を使ってないのよ。ごめんなさい…。」
「んー戻るまで待つしかないですね。仕事は、何とかなりますけど、周りに説明するのが面倒ですね…」
「まぁ、考えてもしょうがないんで、なるようになりますよ!」
取り敢えず戻るまで、周りには、秘密にする事になった。