第2章 全ての終わりと始まり
暫くすると美桜が、視察の為に現世で着てる鬼灯の服を着て戻ってきた。
「やっぱりデカイですよね、着物は、現代の方なので着方が分からないと思いまして、私が現世で着ている服を用意しました。」
「気を使って頂いて有難うございます。でも私着物自分で着れますよ。」
にこにこしながら、そう話す美桜に鬼灯は、
「おや、珍しいですね。若いのに着物が着れるなんて。」
「和服が小さい時から好きでお婆ちゃんに教えてもらって、大人になってからもたまに着てました。」
懐かしそうな顔を、しながら話す美桜を見て鬼灯は、
「では、明日着物を用意しましょう。その前に貴女について、調べなければならないので、大王の元に戻りましょう。」
そう言われて美桜は、分かりましたと返事をして
「あっ!この子達も一緒に連れてって良いですか?」
と2匹の猫を抱えて美桜は、言いました。