第2章 全ての終わりと始まり
「ほっ鬼灯さん!私角生えてる!何で!私鬼になっちゃったの⁈」
びしゃびしゃな上に裸で出てきてそう叫びながら、鬼灯に飛びつきギャーギャー騒ぐ美桜を見て、思考が一瞬停止してしまった鬼灯だったが、直ぐに美桜に向かって、
「落ち着いてください。角の事も鬼になってしまったのもちゃんと説明します。だから落ち着いて!」
鬼灯にそう言われ段々と落ち着いてきた美桜は、
「ごめんなさい、取り乱してしまって…落ち着きました。」
「それは、良かった、さぁお風呂に入り直してきなさい。正直目のやり場に困ります。」
「⁇」
美桜は、何を言ってるのかな?何て考えて自分の姿を見て赤面した。
素っ裸でずぶ濡れで、鬼灯に抱きつく様にしがみついていたのだった。