• テキストサイズ

地獄の果てに

第8章 再会


しばらくすると、亡者は、のたうち回りながら、苦しみ出した。
全身が焼けただれ、焼け肌から、虫が湧き出し、先程あさひが説明した通りになった。

「一つ目は、完璧に出来たようだね。次二つ目。」
「はい!この薬は、飲むと内側から刃物が突き出るって説明がありましたよね?」
「刃物?」
あさひと鬼灯は、想像が付かないのかハテナを浮かべていた。

「まぁ飲ませれば分かるさね。」

亡者は、直ぐに治るのでまた薬を飲ませた。
すると亡者の体から沢山の刃物が全身から突き出てきた。

「一つ目と言いこちらも凄まじいですね。」
「まぁこの薬は、本来阿鼻用の薬だからねぇ。鬼灯でも見た事ないはずだよ。」
「はい。貴重なものを見れました。」
「毒薬の調合結果は、合格だよ。次は治療薬の審査だよ。」
「お願いします!こちらが生理痛による痛み全般に効く薬ですよね?」
「そうさ、じゃあそれを儂によこしな。」

そう言うと、鈴奏はあさひから薬を貰い飲んだ。
/ 192ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp