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地獄の果てに

第8章 再会


暫くすると

「次の薬。」
「あっはい!こちらが、神経痛などに効く薬です!」

またあさひから薬を貰い鈴奏は、飲むと

ボン!

大きな音と共に鈴奏は、煙に包まれた。
『なっ!』
2人が驚いていると、目の前に老婆の姿の鈴奏が立っていた。

「どうやら2つとも調合があっていたようじゃのう。まさかここまで完璧に作れる人間が現れるなんて…」
「鈴奏様その姿…」
「あぁ、儂は、調合した薬は、自分で試すんだよ。ありとあらゆる病を自身の体に再現し、薬を飲む事で適合するとこの姿になってしまうんだよ。薬がちゃんと効けば元の姿に、合わなければ子になってしまうようになってる。」
「自分の体で試すなんて…」
「当たり前だろ?客に出す薬が効果がなければ意味が無い。自分の体で試し、効果があれば売るそれが儂のやり方さね。」

そう言いながら鈴奏は、近くの椅子に座ると

「あさひ、合格だよ。これからこの店の二代目として、しっかり勉強をし、病に苦しむ人を助け、亡者に恐怖と絶望を与えよ。」
「はい!わたし頑張ります!宜しくお願いします。」

こうしてあさひは、鈴奏の元で働ける事になった。
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