• テキストサイズ

地獄の果てに

第8章 再会


鬼灯は、地獄に戻ると衆合地獄に向かった。
あるお店の前で、止まり中に入ると、

「またお前かね。何度来ても儂は、弟子を取らないよ。」
そう話しているのは、衆合地獄に唯一ある、薬屋さんの店主だった。
「鈴奏(すずかな)さん、弟子を取られないのは、分かってます。けど彼女は、絶対貴女の渡した本を完璧に覚えてきます。そうしたらここで雇ってもらえますよね?」
「あれをたった2日で覚えるなんて無理だね。儂が何千年と掛けて作り上げた薬品だ。それを現世にいる小娘が覚えるだって?もし出来たらこの店の二代目として迎え入れてやるよ。」
「彼女なら絶対やりますよ。2日後楽しみにしていてください。」
「小童が、まぁ楽しみにしとくよ。お前さんの涼しい顔がどぅ崩れるのかね。」
/ 192ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp