第7章 崩れる平和
どれぐらい気を失っていたのか、気がつくと知らない暗い部屋に両手を縛られてベッドに寝かされていた。
「!っんー⁈んー!」
口は猿轡を咬まされていて喋れなかった。
奥の方から扉が開く音がした。
「やっと…やっと…手に入れた…僕の花嫁…」
ゆらゆらと近づいてくる人物はボソボソと喋りながら私に近づいてきた。
顔に触れられよく見ると、衆合地獄でぶつかった男の人だった。
「長かった…ずっと探してたんだよ…?僕に釣り合う最高の花嫁を…さぁ沢山愛を育もう…沢山愛の結晶を作ろう…」
そう言って男は、乱暴に服を剥いだ。
「んー!!!!!んー!!!!!」
私は、必死に抵抗したが、縛られている上にトラウマと重なり硬直してしまった。
「あぁ想像していたよりも遥かに美しい…」
そう言いながら、男は、私の体を、舐め回した。
(やだっ!気持ち悪いっ!誰か助けてっ!)
誰も来るはずもなく、私は、男にされるがまま体を弄ばれた。