第7章 崩れる平和
手紙や荷物が保管されてる部屋に行くと、確かに私宛の手紙がカゴ車いっぱいに入っていた。
「うぉっ!何じゃこりゃ⁈」
何となく一枚選んで開けて読んでみると
[やっと見つけた僕の運命の人]
と、書いてあった。
「なっ!何これっ!あっお香さんが言ってた手紙って…」
私は、急いで手紙を確認すると、やっぱり衆合地獄で噂されていたストーカーと同じものだった。
でも違っていたのは
[君は、僕の運命の人。僕と一緒に1つになろう]
[今日の君もとても素敵だったね。早く一緒になろう]
[返事をくれないのは、何でだい?恥ずかしいのかな?]
[最近忙しそうだね。これも全部あの男のせいだね]
[どうして君は、あの男と話をして笑顔を向けるんだ?君は、僕の物だ!誰にも渡さない!]
[君は、自分の事を分かってないんだね。僕が君を守ってあげる]
「っ!何これっ!怖い…」
私が崩れ落ちると、足元に一枚手紙が落ちていた。
恐る恐る開けると
[迎えに来たよ]
「!!!!!」
私は、そこで意識を失った。