第6章 【世にも淫猥な御伽草子】桃太郎ver.
ずっ…ぐちゅんっ!ずずっ…ぐちゅんっっ!
「ぁっぁあっ!深っ…ぁあぁぁんっ!」
「イイ、だろ…ほら、もう中に注ぐぞ…?」
政宗桃太郎はぎりぎりまで攻め立て、ここぞという所で己も精を吐き出します。
媚薬が効いているはずなのに、そのテクニックとセンスは生まれ持ったものなのか。
確実に攻め、己の欲求も満たしています。
しかし……
先程から立て続けに激しい情事を繰り返している美依鬼。
すでに限界は突破してしまったようです。
「やぁっぁあぁぁぁぁ──……っっ!!」
────ぷしゅっ!
潮を噴きながら美依鬼は幾度目かの絶頂を迎え、しっかり意識を飛ばしました。
二人の手で、抱き潰してしまったようです。
それは当然、だって幸村桃太郎から時間を換算すれば、もう四時間近くの長丁場。
……女の子には辛いよね、本当に
「おっと…気を失ったか、可愛い奴だな」
「おい、美依っ…大丈夫か?!」
すぐさま秀吉猿が駆け寄り、未だモノを抜かない政宗桃太郎から美依鬼を奪い取りました。
ドロッ…
抜くと、中からは散々注がれた白濁としたものが脚を伝い、身体中には無数に赤い花びらが咲いています。
秀吉猿は、半ばげんなりしながら美依鬼を自分の膝で寝かせ(このくらいは許せと鬼の形相で言われちゃ、手も出ない←)
佐助は『惚れた女が他の男に抱かれるとこなんぞ、見れるか!』と、どこかに行ってしまった幸村桃太郎を探しに行きました。
「…で、結局どうなったの、この勝負」
その後、六人で円陣を組み…
その異様な話し合いが執り行われました。
ハッキリ言って、媚薬入りきびだんごを女に食わせ、それを癒すことで『どちらが気持ち良くさせたか』など。
正気の沙汰ではないのは、皆承知の上です。
だが…これは『淫猥な御伽草子』である故。
それも非常識ではなくなってしまうのがミソ。
……ハッキリ言って、馬鹿この上ない←
なんでも『淫猥な御伽草子』で括れば許されると思うなよ、作者(すみません)
皆それぞれに思う所を口に出しましたが…
結局は美依鬼に聞くのが一番、と言う結論に←
……審査員の意味ないよね、これ
まぁ、正論ではあるけど、何のために情事を見せられたんだか←