第39章 【戦国Xmas2022】聖夜に煌めく想い / 謙信END
「めりーくりすます、美依。"さんたくろーす"はまだお前に贈り物をあげ足りないらしい」
「え……?」
「────抱かれろ、美依」
「っ……」
「お前をもっと愛してやろう、聖夜はまだ終わっていないだろう?」
「あ……っ」
────そうして、雪も溶ける程の熱情を。
俺がみっともなく欲情した証を、
その躰に刻み込む。
愛しているから、お前だけを、
誰よりも、何よりも。
だから、どうか応えてくれ。
息も出来ぬほど愛しいから、
お前が俺に息を吹き込んでくれ。
「あっ…ぁん……っ」
「美依……っぁ……」
「も、そんな、だめぇ………っ!」
「愛している、美依……っ」
こうして、また越後行きが遅くなったのは察しの通り。
『くりすます』までには間に合わなかったものの、その雪降る風景に美依は大喜びし……
その姿を見た俺もまた満たされたのだった。
そして……
美依がそのまま越後で暮らすことになったのは、また別の話。
聖夜の契りで子を孕んだのも……
これまたこの先の物語。
【戦国Xmas2022】聖夜に煌めく想い / 謙信END
了