第1章 【ドリノベ内企画】路地裏アンアン in 光秀 / 明智光秀
────ぬぷんっ
「あっ……」
蜜口から挿入している二本の指を抜くと、美依は焦がれたように声を上げた。
そのまま、その濡れた中指と薬指をぺろりと舐める。
まるで濃い花蜜のような味に……
くらくらするような快感を覚え、ふっと息を吐いた。
「甘いな、お前は」
「……っ」
「こんな路地裏で、感じて堪らず蜜を垂らして…純な見た目とは裏腹、案外淫乱だったらしい」
「ち、違っ……」
「お仕置きが気持ち良いのだろう…?羞恥を晒されるのは、堪らなくイイか、美依」
俺が言葉で攻めれば、さらに悔しそうに潤んだ瞳を向けてくる美依。
そんな表情も、なかなかに煽情的だ。
男に啼かされているくせに、それを認めたくない。
そんな小生意気な感じも、加虐心を煽ると言うものだ。
────お前はいじめられるの、好きだろう?
「さて…よく解したし、そろそろいいだろう」
「え……?」
「自分ばかり、一人で満足する気か?俺は……全然足りないのだがな」
片手でぐいっと美依の腰を引き寄せ、自分の下半身を美依に擦りつける。
袴は履いたままだが、それでも解るくらいに主張している俺の雄は、もう限界間近になっていた。
膨らみを美依に押し付けて、顔を伺えば……
その『正体』に気がついた小娘は、真っ赤になって初心な反応を見せた。
「や…硬く、なってる……!」
「当然の生理現象だ、男は興奮すればこうなる」
「興奮、してるんですか……?」
「ああ、予想以上にな」
ここまでみっともなく煽られるのは、範疇外だった。
美依は可愛いとは思っていたけど、女の色香を放つとこんなにも色っぽくなる。
その姿は、俺の雄の本能を刺激し……
早く一つに繋がりたいと、今より先を望む。
俺はそこでようやく美依の手首を解放してやると、両手で腰を抱き、泣きそうな顔を覗き込んだ。
「信じられないなら、自分の目で確かめてみるといい」
「えっ……」
「ほら、袴の紐を緩めろ。これも悪い子へのお仕置きだ」
俺が急かすように、さらに腰を押し付けると。
美依は困ったように瞳を揺らしていたが、やがて観念したかのように、ゆっくりと袴の紐に手を掛けた。