第5章 【世にも淫猥な御伽草子】白雪姫ver.
ぐちゅっ…じゅぷっじゅぷっ、ぐちゅんっっ!
パンパン…ぱちゅっぱちゅんっ、パンパン……!
「ぁあっ…ぁあぁんっ!激しっ、やぁぁっ…!」
「はぁっ…美依っ、美依っ…!」
「少し、緩めっ…ぁあぁぁっ…んっぁあぁ!」
「駄目だ、それではこの熱は収まらんっ…はぁっ、煽った責任を取れ、美依っ…!」
姫の奥深い場所をえぐるように、叩くように。
何度も何度も何度も、勢いよく突き上げます。
火照った肌が重なり、その部分から、じくじくと熱を帯び…
それは全身に広がって、火傷になる。
修復不可能なくらい、狂って乱れて、焼け焦げて。
蜜毒に冒され、甘く激しい夢に堕ちていきます。
美依姫は淫らに華開いて。
真っ白な姿から、淫乱の桃色に染まる。
「ぁあっ…も、だめぇ──……っっ!!」
────こうして、毎夜夜伽は繰り返された
七人の小人…いや、七人の男に。
白雪美依姫は躰を捧げ、ひたすらに抱かれて…
小さな家からは、毎晩毎晩、朝まで甘美な悲鳴が泣き止むことはありませんでした。
それは、激しい蜜事の証拠。
素直な姫は、ただ快感に溺れ、与えられる悦に淫らに羽根を広げたのでした。
ふう…俺には艶描写はしんどいな。
俺まで身体が疼いて……げふんげふん←
そんな日々を繰り返していた時、姫の身に転機が訪れます。
それは、七人の小人達を仕事へ見送った後のこと。
一人家にいた白雪を、訪ねた者がいたのです──……
*****
「俺の天女、元気にしてるかな?」
「し、信玄お母様…?!」
突然の来訪者に、美依姫はびっくりしました。
だって、この人が原因で姫は逃げてきたのです。
白雪美依姫が絶句していると、信玄女王様は優しく姫の頭を撫でながら言いました。
「別に君を連れ戻しに来た訳じゃない。小人達と上手くやってるようだ、噂は聞いているよ。随分楽しそうなことをしているな」
「い、いえ、あはは」
「その中に、姫の心を掴んだ王子様はいたのか?」
その言葉に、しゅんとして俯く白雪美依姫。
この反応に、信玄女王様はニコッと笑い、ある物を差し出しました。