第5章 【世にも淫猥な御伽草子】白雪姫ver.
「ぁあっ…も、だめぇっ!」
「くっ、俺も、出るっ…!」
そして、瞬く間に頂点に登り詰めます。
汗ばんだ肌を重ね合わせ、全てを焦がしながら。
吐息が混ざり合い、色濃い空気は弾ける。
「はぁっ…美依っっ………!!」
────びゅくっ!どぴゅどぴゅっ……!!
「はぁっ…気持ち、イイ…いやらしい顔だね、白雪美依」
達して、美依姫の中に吐き出した直後。
息を荒らげながら、家康がくすりと妖艶に笑った。
美依は家康に背中から抱かれ、膝に座らされて脚を開き…
その男のモノを咥え込みながら、後ろにもたれかかって、荒く浅い息を吐いています。
その艶めかしい顔。
純な姿からは想像出来ない、その色っぽい顔に…
理性は崩壊する寸前、ぞくぞくと腰が疼いてしまう。
「美依、口から白いの、垂れてるよ……?」
「はぁっ、はぁっ…いえや、ひゅ……」
「私の名前も呼んでください、白雪美依様。その口の中の白濁は、私のなんですからね……?」
と、目の前にいる三成が、美依姫の顎を掬い、親指で口から流れた白濁を拭いました。
そして、菫色の瞳を細め、ちゅっと唇を啄みます。
思わず『苦っ…』と呟いた三成、それを家康は聞き逃しませんでした。
「自分で出したものを舐めるなんて、悪趣味」
「美依姫様の唇からなら、甘いかと思いまして」
「そんな訳ないだろ。それにしたって…なんで三成となんだ」
家康が美依姫の肩に腕を回し、肩越しに三成を睨む。
しかし対象的に、三成はにこにこしながら人差し指を立て、家康の問いに答えます。
「ページ数の関係だと作者様は言っておられました!憧れの家康となら構わないよね?とドヤ顔で言われてしまい、断れず」
「断れよ、馬鹿。まぁ、描写を丸ごと削られた、政宗さんや光秀さんよりはいいか…あの人達は赤ずきんでいい思いしてるから、当然だけど」
家康さん、三成さん、裏事情をさくっと説明してはダメです。
でも、憧れの家康さんの閨事情!
そんな場面を見ることが出来て、本当に感激です!
こんなシーンは歴史には残っていませんが、二人共かなり絶り…もごもご←