第5章 【世にも淫猥な御伽草子】白雪姫ver.
「こんなに可愛らしい小人さん達のおうちだったんですね。私は白雪美依と言います」
美依姫も小人達に自己紹介をし、今まであったことを説明しました。
それを若干呆れ顔で聞いていた小人達、そんな小人達に白雪美依姫は祈るように手を組み、お願いをしました。
「女王様が私を負ってくるかもしれません。お願いします、ここに住まわせてくれませんか?なんでもしますので……!」
その言葉を聞いて、七人は顔を見合わせます。
『なんでもする』と言ったな、この娘。
なら、してもらおうじゃないか……色々と(にやり)
そんな会話が視線だけで行われ、やがて信長は腕を組むと、みんなの心を代弁するかのように言いました。
「いいだろう、その代わり…与えてやる仕事を、全力でこなせ」
「解りました、なんでもやります!ちなみに、どんなお仕事なんですか?」
「貴様に与える仕事は……」
────信長の赤い瞳が色っぽく細められ
白雪美依姫に『甘美な仕事』が与えられました
「俺達との、夜伽だ」
夜伽。
それは色々な意味があるが、この場合は『寝所で、女が男の相手をすること』が一番しっくりくるはずだ。
つまり、美依さんに与えられた仕事は『小人達の夜のお相手をすること』となる。
……俺、うまくナレーション出来るか不安だ←
でも皆さんの床事情は興味があるし、やっぱり皆さん絶倫(←)なのかとか気になるし……
とにかく、頑張って状況はナレーションしたいと思う。
さぁ、ここからが『淫猥な御伽草子』のメインだ。
*****
────その日の夜
信長の部屋に呼ばれた白雪美依姫は、カチンコチンに固まりながら、ベッドに座り、信長を待っていました。
初日は信長の夜伽の相手。
それは今から、自分のいやらしい姿を曝け出すことを意味する。
しかし、なんでもやると言った以上はやるしかない。
美依姫は覚悟しながらも、ある疑問が渦巻いていました。
相手は『小人』なのだ。
小さいし、自分の腰くらいしか背丈のない可愛らしい彼らと、どうやって契ると言うのだろう、と。