第4章 【世にも淫猥な御伽草子】赤ずきんver.
────こうして、三人での蜜事が始まる
オオカミと猟師が手を組んですることは、たった一つしかない。
『二人の熱いのが欲しい』と言った美依に、してやれることは……
ぐちゅんっじゅぷっじゅぷっ…ぐちゅんっ!
ぺちゃっ…じゅるるるっ、じゅぽっじゅぽっ……!
「はぁっ…ぁあっ…やっぱ中、イイ……!」
「んっんむぅ…はぁっ、んぅ……!」
「口淫も最高だぞ、はぁっぁっ…吸われる感じが堪らん…!」
四つん這いになった美依の後ろから腰を掴み、己の熱で貫いて、激しく腰を振る政宗。
美依は身を屈めながら、前にいる光秀の昂りを口に咥えて必死に愛撫し……
光秀は脚を開いて座り込み、美依の口淫と手淫を受けながら、伸ばした手で美依の二つの膨らみを揉む。
美依はますます肌を紅く染め、いやらしく色づいて。
与えられる快感に、素直なまでに溺れて乱れる。
その姿は可憐な『赤ずきん』ではなく……
男を誘う色香を放った、淫らな一輪の蜜華だ。
「くっ…も、出るぞ、美依っ……!」
「俺も、はぁっそろそろ、だな……!」
そうしてる間に。
政宗と光秀、揃いも揃って絶頂に駆け上がり、そして──……
びゅくっ!どぴゅっ……!
びゅるるっ!びゅくびゅくっ……!
それぞれ、美依の腹の中と口の中に、思いっきり己の欲望を吐き出した。
零れないように飲み込むも、美依の口の端からは白濁としたものが流れ……
そのあまりにいやらしい姿に、二人はさらなる興奮を覚えた。
「ははっ、やらしー顔」
「だが、愛らしくて堪らんな…全く」
「政宗、光秀さん……」
「どうした?」
「もっと……」
「え?」
「もっといやらしく、美依を汚してぇ……」
────蜜事は留まる事を知らない
赤ずきんと言う衣をまとった、淫らな娘美依。
それはいつしか男を誘い、蜜に魅入られた蝶が群がってきたら、その花弁を広げ……
そして交わり、水を注がれれば、ますます美しく艷めいて、紅く肌を染めるのだ。
『喰われた』のは一体どっちなのか?
それは、心の中で、暗黙の了解である。