第36章 【戦国Xmas2020】明智光秀編
「力加減はそのくらいでいい。お前の手は…温かいな」
「ありがとう、ございます…」
「では、そのまま上下に扱いてみろ。大丈夫だから、怖がらずにやってごらん」
「は、はいっ……」
私は一呼吸置き、言われた通りにゆっくりと手を上下に動かし始めた。
あんまり強くやると、痛いかもしれない。
そう思いながらも手を小刻みに動かし、頭で一生懸命考える。
(どうするのが気持ちいいのかな、先の方は…気持ちいいの?)
あまり経験のない私は、男の人の『悦ばせ方』がよく解らない。
もっと色々調べて学んでおくんだったかな…
解らないまま、とにかくひたすらに扱く事を繰り返していると、頭上から色っぽい吐息が聞こえ。
少し顔を上げて光秀さんをみれば、なんだか熱っぽい視線で私を見ているのが解った。
「んっ…好い、な……」
「光秀さん、気持ちいいですか…?」
「ああ、とても好い」
その艶っぽい表情に、心臓が高鳴る。
私の手で光秀さん、気持ち良くなってるんだ。
こんな風に熱い吐息を漏らして…
それを思うだけで、気持ちが昂揚してくる。
感じてる光秀さん、初めて見たかも。
いつも私ばかり晒しているから…
こんなに色っぽい顔つきになるんだ。
(なんか、嬉しいなぁ……)
そう思って愛撫を続けていると、光秀さんは口元に弧を描き、さらに私に『手淫』のやり方を説明してくれた。
「そのまま指が先に引っ掛かるように扱けるか?」
「引っ掛かるように……?」
「先…亀頭の付け根が傘のように広がっているだろう。そこをほら、こうやって……」
光秀さんは一度私の手を自分の手で包み込み、一緒に動かしてやり方を教えてくれる。
小刻みではなく、少し大きめに擦って…
この傘上になってる付け根部分に、人差し指が触れるようにして動かすんだな。
私はそう理解し、光秀さんの手が離れてからもひたすらにその『亀頭の付け根』に指を引っ掛けて刺激をした。
すると、だんだんとその熱はビクビクと震え始め、先の割れ目からは露が溢れてきて…
それはつーっと私の手の方まで流れてくる。
でもその露のおかげで滑りが良くなり、手が滑らかに動いて…
さすれば次第に、にちゅにちゅと聞いた事のないような淫らな水音までし始めた。