第36章 【戦国Xmas2020】明智光秀編
「なんか、露で濡れてきましたね」
「ああ、男は気持ちいいとこうなる。本当にお前の手は…んっ、好いな……」
「気持ちいいですか?」
「何度も聞くな、好すぎて堪らなくなっている。次は…舌も使ってみるか?」
(えぇと、舐めるって事だよね?)
光秀さんも私の蜜部に唇と舌で触れる事がある。
つまり、あれの逆バージョンって事で…
『口淫』で合っているはずだ。
光秀さんは巧みに舌を使って私を攻めるけれど、きっと私は同じようには出来ないから。
なら、精一杯気持ちを込めてやってみよう。
私は上半身を屈め、光秀さん自身に唇をくっつけた。
思わずちゅっと啄めば、その露が口に入ってきて、少しだけ苦味を感じる。
でも…案外平気、やれる。
そのまま舌を出し、露をぺろりと下から上に舐め取った。
すると、光秀さんの肌が震えたのが解り…
直後、酷く艶かしい吐息混じりの声が聞こえた。
「はぁっ…美依、そのまま続けろ…っ」
お腹にくるような、低く甘い艶声。
私は言われるがまま、アイスクリームでも舐めるように、ぺろぺろと舌を必死に動かした。
もちろん手の動きも忘れない。
けれど、エラの張っている部分に指を引っ掛けると気持ちいいのだから、きっと舌で刺激しても気持ちいいはず。
私は竿を擦り続けながら、その少しくびれた部分を舌で何度も舐め上げてみた。
さすれば…
光秀さんは私の頭に手で触れ、そのまま優しく撫でてくれる。
「上手だぞ…お前は、っ…いい子だな」
「ん…っんぅ……」
「このままだと…果てて、しまいそうだ……」
(私の手淫と口淫で、達してくれるの?)
それは思ってもみない事だった。
こんなに下手なのに、上手って言ってくれて。
しかも、気持ち良くなってくれて…
こんなの、私の方が堪らない。
もっともっと、気持ち良くなってほしいな。
私は思わず光秀さん自身を口に含んだ。
ちゅうっと吸い上げ、そのまま舌先でまた亀頭への愛撫を続ける。
やり方があっているかは解らない、でも…
これは気持ち良くないかな、どうかな。
口に含んだまま、視線だけを上に上げると。
見下ろす光秀さんの視線とかち合い、瞬間光秀さんの表情が歪んだ気がした。