第34章 〖誕生記念〗長い一日の終わりに温もりを寄せて / 石田三成

今宵は、もっと貴女に溺れたい。
満ちる幸せに、たった一つの永遠を。






「やっ…ぁあっ、ぁんっ……」




ちゅぅ…ぢゅっ、ぴちゃっ……

そのまま貴女をもっと愛撫していく。
愛しい蜜を味わうように…
その開花した花弁に、唇を這わせて。

私が美依様の秘蜜を舌でこじ開け、口をやわやわと刺激すれば、美依様は何度も肌を震わせた。
でもその度に、濃い甘露が溢れてきて…
感じているのだなと、ますます心は昂った。

その甘い露を舐め取って、指では目の前で膨らむ蕾をふにふにと弄る。
ああ…神経が麻痺しそうなくらい甘美だ。
その味と匂いに、くらくらと眩暈まで覚え…

絶頂に導く事だけを思い、ひたすらにその淫靡な花弁を愛でていく。




「…あっ…そんな、やぁっ……！」

「んっ…すごく、好い……」

「ぁっぁん…っぁ、はぁ…んっ……」




(本当に、可愛い…もっと感じたい)

呼吸もだんだん荒くなって。
己は浅ましい獣だと…
そう言われたっておかしくないくらい興奮している。

そのくらい、このお方を欲して止まない。
でも、丁寧に丁寧に蕩かしてやらねば、後で辛いのは美依様だから。
そう思えばこそ、崩れた理性の中でも"自制"は効くのかもしれない。

勿論、後で二人で気持ち良くなるために。
貴女をたっぷり溶かして…準備を整える。




「も、だめっ、だめぇっ……！」

「…美依、様……」

「…っぁあぁっ！すすっちゃ、やぁっ…！」




────びくんっ！

すると、美依様の躰が痙攣し。
一瞬強張って、全身の力が抜けた。
手足を投げ出し、くったりしながら荒い呼吸をする美依様。
その姿から、気をやってしまったのだとすぐに解る。

美依様は蜜部を舐められると弱い。
それから、下の蕾も一緒に弄ると、もっと好さそうによがるから。

今日もとても愛らしく果てたな。
それが嬉しくて、脚の間から顔を上げて美依様の表情を伺うと…

美依様は艶めかしく息を吐きながらも私を見つめ、その視線は濡れていて、色香を放った表情にまた心をぐっと掴まれた。