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【イケメン戦国】零れる泡沫*恋奏絵巻*《企画集》

第30章 〖誕生記念〗恋々路に降る星屑と煌 / 織田信長





「今宵は宿は貸切だ」

「えっ……?」

「宿主にも今夜は立ち入らぬように言って、別の宿を用意した。だから、心配せずとも良い」

「えっ、えぇっ……?」

「存分に啼け、と言っている」




瞬間、信長様がきつく私の蕾を吸い上げた。
途端に甘い痺れが走って、私は腰を跳ねさせ。
またお腹の中に、熱の塊が生まれる。

かと思えば、無骨な指がするりと蜜口から挿入されて…
私の感じる部分を探すように、小刻みに内壁を擦り始めた。

その直接的な刺激に、私が堪えきれずに声を漏らせば、それに応えるように愛撫が蜜になっていく。



(声、出ちゃう……!)



我慢しても、手の甲を噛んでも駄目だった。
その気持ち良すぎる信長様の指に、唇に、舌に。

見る間に駆け上がる躰は、歯止めなんか利かない。




「あっ、ぁんっ、だめぇっ……!」

「んっ…良い声だ、ぞくぞくする」

「も、きちゃ、きちゃう……!」

「そのまま身を任せるがいい」




くちっ、ちゅぷっちゅぷっ…
中をまさぐる度に、いやらしい水音まで聞こえて。

それがさらに私の羞恥を煽り、躰を高ぶらせていく。

恥ずかしいのに。
信長様に恥ずかしい事されてるのに…
躰は淫らに悦んで、濡らして。
何も考えられないくらい、甘美に溶ける。

と、信長様の指がある一点に触れた瞬間。
躰に電気が走ったように、快感が駆け抜けた。




「……っぁあ!」

「……ここか、美依」




今度は信長様は、そこばかりを執拗に攻めてくる。

指の腹で叩いたり、緩急つけて擦ったり。
その悦は、あっという間に私を飲み込み…
一直線に高みへと、私を押し上げた。






「もっ…らめぇぇ………っっ!!」






────びくんっ!

熱にさらわれ、躰が痙攣する。
頭の中が真っ白になり、視界までぼやけて……

でも目の奥に星は瞬いているのは解った。
一気に脱力して、褥に躰を投げ出せば、信長様はふわりと私に覆い被さってきて。

その熱に濡れた瞳で見下ろしてくる。
まるで炎が燃えているように、鮮やかに赤く煌めく宝石は…

私だけを映して、あの降った星に負けないくらい、輝いていた。







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