第26章 【Xmas企画】甘い彼氏はサンタクロース / 織田信長
「煽るな、という言葉が解らんのか?」
「信長、様っ……」
「……愛らしい女だ、美依」
────ぐちゅんっっ!
「……っぁあっ!」
その途端、いきなり最奥まで熱をねじ込まれ、私は堪らずに声を上げた。
上に持ち上げた脚の膝を肩に掛けさせ、さらに私の顔に近づくように体重をかけられ……
そんな深く深く繋がった状態で、信長様は律動を開始させる。
深部をえぐられ始め……
その強すぎる悦楽に、私は恥じらいも捨てて、それに飲まれた。
「ぁんっ、ぁあっ…深、い……っ!」
「よく締まるな…好い……!」
「のぶ、様ぁ…っ気持ち、いいっ…!」
「ふっ…貴様は、やはり素直だな…!」
ぬぷっ、ぬぷっ、ぐぽっずちゅっ…!
交わる酷い水音が、天主に響く。
擦れて、抜かれてはまた奥まで貫かれて。
躰のど真ん中が熱くなる。
もっと愛しい人を欲しいと声を上げて…
お腹の中が、きゅうっと締まって疼いた。
(もう、何も考えられない……)
頭の中がスパークして、火花が散って。
一度絶頂を迎えた躰は、より敏感になっていた。
だから、直ぐに駆け上がってしまう。
貴方と見る、高い快楽の極みへ……
一直線に、迷いもなく。
「はぁっ…美依っ……!」
「んっ……!」
すると、信長様が苦しそうに私の名前を呼び、そのまま唇を塞いだ。
まるで貪るような口づけ。
深く深く絡め取られて、呼吸すら奪われる。
叩かれる腰も、鋭さを増して。
中の気持ちイイ場所を突かれて、もう抗うことも出来ない。
────愛しています、信長様
こんなに求められるのが嬉しい。
貴方の熱を感じられて、幸せです。
真っ白な聖夜。
今日は本来ならば、厳かな日なのに。
そして、私はサンタのはずなのに。
こんなに桃色に染まって、貴方の言う通り、淫らなサンタクロースですね?
(でも、貴方のためだけに、私は華咲くから)
こんな私を貴方は愛してくれる。
だから、私はどんな姿でも晒せるの。
肌を染めて、花びらを開いて、
貴方のためだけに、蜜を零す。
そして、貴方を誘うから──……
もっともっと、私を愛してください