第26章 【Xmas企画】甘い彼氏はサンタクロース / 織田信長
そして、唇から紡ぐ。
淫らで、はしたない『おねだり』を。
潤む瞳で、必死に見つめながら……
もっと『愛してください』と願う。
「信長、様っ…ここに、貴方の熱をくださいっ…もう、限界なんです。もっと貴方の熱で蕩けたいから…お願いします、ひとつになりたいの…!」
「……っ」
瞬間、信長様の瞳が揺らいだ。
そしで炎のように鮮やかに燃える赤い瞳が……
さらに熱を孕み、真紅の熱情を宿して私を見据えた。
「そのようなねだり方、いつ覚えた」
「……っ、だって……」
「だが、貴様からねだられるのは良い気分だ。腰が疼く…俺とて我慢はいつまでも続く訳ではない」
すると、信長様は膝立ちになり、自分の長着の前をはだけさせた。
包んでいる布を退かせば……
硬い高ぶりが、その存在を主張するように勢いよく勃ち上がる。
それはすでに、濡れて光って。
こぷり…と先から露が零れていて……
ああ、信長様はやはり興奮していた。
それが解って、何故かとても嬉しくなった。
「ふっ…着物を全て脱がず、中途半端に乱れているのも、なかなかに見ていて心踊るな」
「の、信長様のえっち……」
「えっち、とはなんだ」
「いやらしいって意味ですっ」
「自ら蕩けた蜜華を晒して、くださいと言う貴様も十分いやらしいだろう?そのまま布をずらしておけ」
信長様は、私の上げた脚の膝裏に手を掛け、さらにぐっと大きく開かせて。
下着は脱がさず、ずらした隙間から自分の熱を差し入れて、先を蜜部に押し当てた。
それだけで入口はヒクヒクとひくつき…
早く欲しくて、自然と腰が揺れてしまうと、信長様は可笑しそうに口角を上げる。
「今くれてやる、そう煽るな」
「……っ」
「あまり煽ると…どうなっても知らぬぞ」
ぐぷっ……
信長様が力をかければ、私の華はそれを受け入れ、侵入を許した。
そのまま硬い熱が奥へ奥へと入ってきて。
待ちわびたものに、私は思わず無意識に中を締め上げてしまう。
さすれば、信長様がちょっと苦しそうに艶めかしい息を吐いて……
私を見下ろしながら、少し困ったように微笑んだ。