第26章 【Xmas企画】甘い彼氏はサンタクロース / 織田信長

「信長、様っ…だめっ……！」




私が声を上げて、その頭に手を掛けても、信長様は顔を離そうとはしない。

そして柔らかな舌が、ねっとり這ってくる。
弾力のある熱いそれは、私のいやらしい蜜を舐め取るように割れ目に沿って動き……

また指で下着の中の花芽を探り当てられ、指先で弄られ始めた。




「あぁんっ…のぶ、様ぁ……！」

「んっ…芳しくて、好い……」

「ぁっあっ…そんな、したらぁ……！」




私は背中を仰け反らせ、信長様の柔らかな髪を梳く事しかできない。

もう、弾けてしまいそう。
甘い心地は、私の躰を突き抜けて。
淫らな水音も、感覚も……
全てが私を芯から蕩かす材料になる。



(ほんとに、もうっ……！)



いよいよ保っていられなくなり、私は小刻みに震えながら、与えられる悦に身を任せ──……

そして、駆け上がる。
『気持ちいい』の頂点に。
信長様の舌と指に翻弄されて。

信長様が下着の上から、指をつぷっと中に差し入れた瞬間、全てが真っ白になった。








「ぁっ…ぁあぁっーー………っっ！！」








────ビクンっっ！！

熱い波にさらわれ、私は痙攣しながら気をやった。

頭が霞がかって朦朧として……
そして、ふわふわした心地良さが襲う。
浅い息を繰り返しながらそのまま横に倒れて、上半身が再度絨毯に付くと。

私に覆いかぶさって不敵に笑う信長様の視線とかち合った。




「淫らで愛らしい"さんたくろーす"だな」

「はぁっ…はぁっ…も、ひどい……」

「好かったのだろう、美依？」

「それは、そうです、けどっ……！」




本当に信長様はどこから攻めてくるか解らない。

こんな風に胸を弄られ、蜜部を舐められ。
それが恥ずかしいと思いながらも、感じまくって喘いでしまっている自分は本当にいやらしい女だ。

でも──……
熱を与えられてしまった躰は、まだ火が燻っている。

もっと、もっと欲しい。
信長様を、全身で感じたい。
今夜はクリスマスイブ。
白い聖夜を鮮やかに染めるように。



────身も心も、貴方で染めて





「美依？」





私は片脚を上に持ち上げ、太ももを開くと。
指で下着を少しだけずらし、その蕩けた蜜部を信長様の目の前に晒した。