第26章 【Xmas企画】甘い彼氏はサンタクロース / 織田信長
────そして、十二月二十四日の夜
私は信長様と二人で、クリスマスパーティをした。
飾り付けされた天主内、料理もクリスマスらしいお膳を用意したりして。
私は張り切って、サンタ服まで作って、それをパーティでは着ていたのだけど…
それがよほど気に入ったのか、信長様はまだ料理も食べ切っていないうちから、私を絨毯に組み敷いた。
そうして、聖夜の甘い時間は幕を開けて。
また貴方に翻弄される夜が始まる。
「信長様、待って……!」
身体の下で身じろぐ私に、信長様の艶っぽい視線が降り注ぐ。
信長様は口元に薄く笑みを浮かべ……
私のサンタ服を少しずつ乱しながら、これまた色気を帯びた声色で、私に向かって声を放った。
「待てん、と言ったらどうする」
「だってまだ宴が途中です、料理も残ってるし…」
「だが、こうもそそる格好をされては、それは誘っていると解釈するのが当然ではないか?」
「えっ…それは、違っ……!」
着物の生地で作ったサンタ服。
それはほぼ着物のデザインに近くて、前は普通に襟を合わせて紐で縛っていた。
それでも裾はかなり短い。
膝上くらいの丈だから、脚は丸出しの状態だ。
信長様は私の脚の間に身体を入れ込み、無条件に開かれて、むき出しになっている太ももを撫でながら……
その熱に揺れる視線を私に向けてきた。
「違わぬだろう、このように肌を晒して…それなら、それに応えてやらねばと思っただけだ」
(……っ)
その赤い瞳が濃度を増し、信長様がいかに興奮しているかが、手に取るように感じられる。
信長様はぺろりと舌なめずりをして、脚から手を離すと、私の襟元に手をかけ強引にそれを開いた。
自然に零れてしまう、二つの膨らみ。
信長様が腰を折り、片方の膨らみにちゅうっと吸い付いた途端。
ぞわっと躰に甘美な刺激が走り、私は思わず甘い声を漏らした。
「やんっ…ぁっ……!」
「甘い…堪らんな」
信長様はうっとりしたように言い、また唇でその敏感な先に吸い付く。
舌でねっとりと転がされ、柔らかな感触を感じる度に、躰の芯に熱が灯って、それがどんどん熱量を増していくのが解った。