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【イケメン戦国】零れる泡沫*恋奏絵巻*《企画集》

第19章 〖誕生記念〗焦がれし天色、愛しい君へ《後編》/ 徳川家康




「美依…んっ、美依……」

「ぁっ…んっ……」

「も、いいでしょ…挿れたい、これ」




さらにゴリゴリと擦りつけて、美依に許しを乞う。

小さく頷いたのを確認したら、すぐさま脚を広げて、その硬くなった己の先を泥濘にあてがった。

急いでるな、俺。
でも、それは当たり前だと思う。
一旦お預けを食らって…

『欲しい』気持ちは限界地点を突破してるから。




「美依、痛かったら言って…」

「家康こそ、怪我で無理しないでね」

「大丈夫って言ったでしょ、俺を誰だと思ってるの」




そして、ぐっと腰に力を入れる。
美依の顔を見ながら、俺を受け入れてと願う。


ぐぷっ……


やがて先が侵入を許し、そのままゆっくりゆっくり腰を押し進めていく。

やたら狭い道を掻き分けて…
浅い息を吐きながら、その擦れ合う心地良さに耐えた。




「はぁっ…イイっ……」

「いえ、やすっ……」

「美依っ……」




自然に始まった腰の律動は、もう止まることを知らないかのように滑らかに動いていって。

美依の中に居る。
一つに繋がれた、愛しい子と。

それだけで…堪らない幸福感に満ちる。




ぐちゅっ…ぱんっぱんっ、ぬちゅっぬちゅっ




部屋の中は卑猥な音で満ちていた。
俺は理性もかなぐり捨てて、
本能のまま腰を振る獣なんだけど。

でも、それ自体の行為は、神聖な儀式のようで。

『愛し合う』って物凄く尊くて、
奇跡に近いんだなって…改めて思うのだ。




「ぁっあっ、美依…すきっ……!」

「私も、私も…すきだよ、家康っ…!」

「もっと、名前呼んで、美依っ…!」

「家康、いえ、やすぅっ……!」

「んっ…ほんと、だいすきだよ……!」











────ねぇ、美依

なんで、そんなに愛しいの?
なんで、馬鹿みたいに可愛いの?


どうして…俺を選んだの?


美依に聞きたいことは山ほどある。
でも、今は…
ただただ、お互いの熱に溺れて。

一緒に弾け飛んだら、それでいいんじゃない?

そして、一緒に眠って目が覚めたら。
おはようって口づけ合って。
そんな目覚めは最高だから…


また、契り合う夜を夢見るんだ。








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