第19章 〖誕生記念〗焦がれし天色、愛しい君へ《後編》/ 徳川家康
「やんっ…ぁあっ!」
「そうやって仰け反るの、色っぽいね」
「そ、んな…いじっちゃ、やっ……!」
「イイの?胸…弱いんだね、美依」
美依の表情を伺いながら、胸を揉みしだき、人差し指で胸先を弾く。
見る間に硬くなった頂は、感じている証拠。
いやらしそうに色づきながら、形を変えていく。
乱れ、崩れていく美依は、本当に淫らで可愛く色香を放っていて…
他の男には絶対見せたくない。
そんな独占欲は当たり前だと思った。
ちゅっ……
「……っぁあ!」
そして、口に含めば甘い。
飴玉を舐めるように転がしながら、徐々に帯も解いていって。
はだけた着物から伸びるしなやかな脚も、手のひらを滑らせるように撫で上げていく。
片脚の膝裏に手を掛け、一回脚を上に曲げさせて、今度は内太腿にも口づけを落とす。
柔らかいなぁ、堪らない。
そう思いながら、だんだん際どい部分に近づいていくと、美依は嫌々と首を横に振った。
「そんな、とこ、だめだよっ…!」
「なんで…一番肝心な所でしょ?」
「家、康、なんかっ……」
「ん?」
「ちょっと意地悪、だよっ……」
美依に言われ、軽く苦笑をしながら、さらに脚を横に開いた。
目の前にあるのは、蕩けだした蜜部。
口づけられ、胸を弄られただけで…
感じて濡れた、いやらしい蜜の華。
「うーん…意地悪なのはお仕置きだから」
蜜部にぺろっと舌を這わせると、美依は『ひゃぁっ』と叫んで褥をぎゅっと掴んだ。
多少意地悪になるのは…仕方ないんじゃない?
だって、美依は言うこと聞かないから。
「お、お仕置き……?」
「俺が一人で市に行くなって忠告したのに、勝手に行ったんでしょ?なら…お仕置きして当然じゃない」
「だ、だって……!」
「ん、言い訳聞かない…啼いて」
「…っぁあぁぁ!」
そのまま蜜部にちゅうっと吸い付く。
脚を押さえつけて、唇で花弁を甘噛みしたり。
本当に言い訳なんて聞かない。
聞けないほど…昂っているから。
もっと、もっと美依を感じたい。
そう思えば思うほど、愛しい子を甘く攻めていく。