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【イケメン戦国】500年前の恋物語

第2章 タイムスリップ


「は?何を…おい!」

信長の言葉など聞くはずもなく、一目散に森へと掛けて行った







「信長様!ご無事でしたか!」
「三成…」

三成と呼ばれた男、石田三成…

「あの、先程いらっしゃった女性は?」
「俺を救った女だ」
そう言い、清香が残していったトートバッグを見た

「不思議な布だな…三成、秀吉と政宗で森に逃げた女を追え、不思議な格好…と言えば分かるか…」

「?分かりました」
小首を傾げながら信長のもとを離れた

「安住清香…面白いな…」











その頃清香は、森を走り出していた
(なんなの、ほんとに!走りずらいし暗いしもう!!)
苛立ちながら無我夢中に走っていた

その時──

「お嬢さん、夜の森は危険だぞ?鬼がうろついているかもしれないからな」
「えっ?」
袈裟を見に纏い、錫杖を持ち、顔に大きな傷を持つ僧侶が現れた

「町まで私が案内をしようか?お嬢さん」

少しだけ、その僧侶に恐怖を感じ、震えながらも1歩後ずさった

「いえ、だっ、大丈夫です!ご親切にどうもっ」
そう言い、僧侶の横をすり抜けて走った


(まずいまずいまずい!変な人に会ってばっかりだ!いやでも、向こうからしてみれば私も十分変な人なのかな…)

走りながらそんなことを考えていたら

「おい!前見ろ前!!」
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