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【イケメン戦国】500年前の恋物語

第5章 ジョウカヘ


ぱぁっと明るく幸村に笑いかけた清香

「おっ、おう///」

「あれ?照れてるー?幸村かーわいい!」
「うっせ!見んな」
「正直じゃないなー、もう」

清香は幸村から貰った耳飾りを右の耳に付けた

片方のみの、イヤーカフに似つく耳飾り

露出された耳からは、蝶の耳飾りが光に反射し光った

「どーかな?」
「あぁ、良く似合うよ、清香さん」

「そー?ありがとう、佐助くん!そーいえば、幸村たちはどーして此処に?敵地でしょ?此処」

「潜入捜査みたいなものだ。怪しまれないよう、ここで商売をやっているんだ」

「そゆことね!じゃあ、幸村たちの主君はいるの?」

「いや、今はいないな。そこら辺でも彷徨いてんじゃねーのか?」
「えぇー…把握してないの?」
「すーぐどっか行っちまうんだよ、あの人らは」
「へぇー…あ、私秀吉さんのとこにいかないと!じゃね!これ、ありがとう!!」

「おー、じゃーな」
「またね、清香さん」










「いた!探したぞ、清香」
「秀吉さん!いてっ、ご、ごめんなひゃい!」

出会い頭に秀吉は、清香の両頬を引っ張った

「ったく…心配かけんなよ。ん、なんだこの耳飾りは?くすねてきたのか?」
「!そんなことしません!」
(幸村の名前出したらまずいよね…)
「貰ったの!優しい商人さんが!」

「そういう事か。よく似合ってるな」
秀吉は清香の耳に触れ、手で直接耳飾りを確かめるように撫でた

「ん…いひひ、ありがとう」
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