第4章 ※ ヨトギ
肩で必死に呼吸をして、顔を上気させる清香を面白そうに見た
「随分と初々しい反応だな。口付けも初めてなのか?」
「だから…はぁ…何ですか?あっ…」
途端に、清香の首筋に口付けをして、やんわりと鎖骨を甘噛みした
「随分熱いな。耳まで真っ赤だが、どんな味がするのか…」
「ひゃっ!ダメ…信長様…」
鎖骨から耳へと移動し、耳輪にちゅっ…と口付けをした
耳朶に移動し甘噛みした
むせ返るような甘ったるい匂い
触れる度に甘い声で反応する清香
「貴様、そんなに俺を煽って満足か?」
耳に舌を這わせながら、呟いた
「煽ってなんか…あっ…無いですよ…だって、耳は、あっ!」
「貴様は耳が弱いのか?良い事を知ったな」
「大半の人は耳は弱いですよ!あっ…」
清香の言葉は聞かず、両手を掴んで褥の上に組み敷いた
「信長様…ひゃっ!」
信長は右手で清香の胸を夜着の上から触れた
それじゃ満足いかないとでも言うように優しく揉み始めた
「はぁっ…ダメです…信長様」
信長の動きを制止させるように自由な方の手で退けようとさせるがもう片方の手で頭上で抑えられてしまった
「そうか?俺はだいぶ、悦んでいるように見えるが…」