第4章 ※ ヨトギ
(信長様のペースに飲まれてる気がする…)
「信長様って変わってますね。私なんか相手にして楽しいんですか?」
「俺は十分楽しいぞ?顔を赤らめて、慌てふためく貴様を眺めるのは。そんなもの、手放せるわけがないだろう」
急に真剣な眼差しで見られ、心臓が跳ね上がるのが分かった
「私より綺麗な人はこの時代でも沢山いるでしょう?」
「見た目が全てと言うわけではないだろ?」
「それもそうですけど…」
納得したように視線を上に逸らす清香
「おい、お喋りはここ迄で良いか?」
「え?あっ…」
手首を掴まれ、そこに口付けを落とした
「待って!信長様!」
「なんだ」
信長は不機嫌そうに清香を見た
「私はお断りしたはずです!」
「しかし、これは命令だ。拒否権なんてない」
「やっ!」
「うるさい口だ…」
「ふっ…んぅ…」
清香の言葉を無視し、口を乱暴に塞いだ
右手で清香の手を掴んだまま、左手は清香を逃がすまいと後頭部を抑えた
口付けはだんだん激しくなり、ふいに開いてしまった清香の口に己の舌を忍び込ませた
舌を絡め取られ、歯列をなぞり、上顎を舐められた
「んっ…ふゎ…んん…はぁ…」
やっと唇を話すと2人を儚く糸を引いた