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ハンジ班の奇行種【進撃の巨人/リヴァイ】

第48章 嫌疑と再会







審議所に着くと、あいてる厩舎に馬を入れ急いで建物の中に入るエルヴィン一行。


地下牢の入り口まで行ったが、やはり面会の許可がおりたのはエルヴィンとリヴァイのみだった。


ハンジにミケ、モブリットとクレアは、別室で待機だ。



「ではハンジ達、悪いが君達は待機していてくれ。」


「はいはい。分かったよ〜!」


知識欲旺盛のハンジは一緒に入りたかったのだが、今日は許可がおりなかった。


少し不貞腐れるようにハンジはクレアの肩を抱くと、階段を上がって行く。











ハンジ達が出ていくと、改めて地下牢の扉が開かれた。


暗い地下牢にエルヴィンは牢の真正面に置いてあるイスに腰掛ける。

リヴァイもその横に立つが、エレンはベットから身体を起こしてはいるが、まだ意識は混濁しているようだ。


「おいガキ…良い夢は見れたかよ?」


挨拶代わりにリヴァイが声をかけると、その声に気づいたのか、少しずつエレンの瞳に光が宿ってくる。


「あ、あの……」


本当に目覚めたばかりなのだろう。

今現在の状況が全くもって理解できていないようだ。



「そうだね…エレン。まずは君が気を失ってからどれくらいの日数がたっていて、その間に何が起こっていたのかを話してあげる必要があるみたいだね。」


エルヴィンがそう言うと、エレンは無言のままその目を見つめている。


何が起こっていたのか知りたいのだろう。


エルヴィンはトロスト区の壁門が破壊されてから今に至るまでの話を事細かに話してやった。











「とまぁ…君が昏睡状態だった3日間に起きた事はこんな所だ…何か質問は?」



戸惑いの表情をみせるエレン。

それは、自分の身に起きた事は勿論だが、顔と名前しか知らなかった調査兵団のトップが目覚めたら目の前にいたのだ。

色々な意味で頭は質問だらけだった。




「ここは…どこですか?」





しかし、まず聞かねばならぬのはこれだろう。
エレンは少し声を震わせながら目の前のエルヴィン達に向かって質問をした。


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