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ハンジ班の奇行種【進撃の巨人/リヴァイ】

第48章 嫌疑と再会






「おい…空気読めよクソメガネ!!」


「え?読んだじゃん!!致してる真っ最中だと思ったから気きかせて声かけたんじゃん!!でもその様子だとまだコレからだったかな?アハハ!!」


「うるせぇよ!!今から何の話し合いなんだ。」


「もし明日エレンが目を覚ましたらの事とか、あとまだ今後の話も詰めきれてないでしょ?それに、調査兵団の兵士はまだ誰もエレンと接触してないし。」



確かにハンジの言う通り、エルヴィン達はまだじっくりと今後のエレンについて話し合えていなかった。
いつエレンが目を覚ましてもいいように兵団幹部の方針をきちんとかためておかなければならない。



「…了解した。会議室に行きゃいいんだな。すぐ行くからお前は先に行ってろ。」


「はいよ!んじゃ、お先〜!」


ハンジは悪い笑みでウインクを決めると、クルリと周れ右をし、軽快に会議室へと向かって行った。



「………」



シャツのボタンがはだけた状態で布団を被っていたクレア。リヴァイの叫ぶ声があと数秒でも遅かったら、この状況をばっちり見られていたに違いない。

こんな非常時に、しかもここは寝場所を借りてる憲兵団の兵舎だ。

間一髪セーフにクレアの心拍数は限界にまで上がっていた。


「…おい、話は聞こえてただろ?」


リヴァイが布団をめくって覗き込んてきた。


「は、はい!!聞こえてました。これから兵長は会議室に行かれるんですよね?」


慌てて起き上がり、はだけた胸元のボタンを急いでとめていく。


「あぁ…何時になるか分からないから先に寝ていろ。風呂はあそこだ、狭いがシャワーが使えるから入るといい。」


「分かりました、ありがとうございます…」


すると、リヴァイは黙って頷きクレアに背を向け扉に向かうが、何かを思い出したのか、急に振り向くとベッドまで戻ってきた。


「???」


どうしたのだろうか。



すると、リヴァイはクレアの前に立ちスッと身を屈めると、ベッドに座っているクレアの耳元である事を囁いた。


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