第45章 プレゼントは奇行種
「…………っ!!」
天井を仰ぎ倒れ込んだクレアを確認すると、先程と同様にスカートの裾を持ち上げ、リヴァイはクレアの腰の上に2度目の吐精をした。
「……おい、大丈夫か?」
リヴァイはスカートを捲ったまま背後から声をかけるが応答がない。
「…………」
先程ベッドのサイドテーブルに置いたタオルを再度手に取り腰回りを拭いてやる。
身体はクタリと脱力していてピクリとも動かない。
リヴァイは自分の放った欲望を拭き終えると、移動し、クレアの顔を覗き込んだ。
「はぁ…寝ちまったのかよ…」
枕の上で顔を横向きにしていたクレアは、かたく瞼を閉じ、頬を赤く上気させながら深い寝息を立てていた。
今日は通常訓練の日だったのだ。
ただでさえ疲れている身体に、あれだけの激しいダンスを踊り、終いにはベッドで3度も絶頂に達したのだ。気を失って眠ってしまうのも無理はなかった。
しかし、そんなクレアの寝姿にリヴァイは少し口角を上げると、持っていたタオルをシャワー室のお湯で洗いかたく絞る。
戻ってくると、お互いの体液でベタベタになってしまった内腿のあたりを綺麗に拭き取っていった。
眠ってしまってシャワーを浴びることができないのだ。こうしておけば翌日の目覚めもそこまで悪くないだろう。
一通り拭き終わると、リヴァイはクレアとの情事でかいてしまった汗を流すため再びシャワー室に戻った。
そしてシャワーを終えてベッドに上がると、クレアは先程と変わらずに、規則正しい寝息をたてながら気持ち良さそうに眠っていた。
リヴァイはそんなクレアの頬を2,3度撫でると、サイドに編まれた編込みを丁寧にほどいていく。
寝返りで絡まってしまったら明日の朝大変だろう。
そう思い、髪をほどいていくと、フワリとキンモクセイの香りが鼻を掠めた。