• テキストサイズ

ハンジ班の奇行種【進撃の巨人/リヴァイ】

第39章 嗚呼、我が愛しき分隊長





「ありがとうございます!!私皆さんに喜んで頂けるように一生懸命準備頑張ります!!」



「ハハッ、ハンジはこんなに可愛い部下を持って幸せ者だな。」



「そ、そんな事ないですよ……私はただハンジさんに喜んで貰いたくて……」



クレアはエルヴィンの“可愛い”という言葉に思わず反応してしまい、少し顔を染めながら謙遜をした。


そんな反応1つですら可愛い。

エルヴィンはリヴァイに対して思わず羨望の想いが込み上げる。
そんな想いをごまかすかの様にエルヴィンは言葉を続けた。



「で、どんな事をするのか決まっているのか?」



「はい!モブリットさんと相談して大体の構成は完成しております。」



「ほう……それは私が今聞かせてもらっても差し支えないのかい?」



「は、はい。勿論です!」



その返事を聞くとエルヴィンは机から立ち上がり、ソファに座り直した為、クレアは紅茶を淹れる準備を始めた。







数分後…



「団長、お待たせしました。」



クレアが紅茶をだすと、応接セットのテーブルには美味しそうな焼き菓子が並べられていた。



「あぁ、すまないね。さぁ、クレアもかけなさい。」



「あ、ありがとうございます。では、失礼致します。」


礼儀正しく腰掛けると、クレアはこの度のハンジへの誕生日パーティーの想いをエルヴィンに向かって熱く語りだした。





「今年はハンジさんの自室をお借りして、パーティーを開催したいと思っております!!プレゼント用のお酒は既にモブリットさんが手配済みなので、後は私が当日パーティー用の料理を作り部屋までお持ちします!調理場には使用許可を頂いてますので問題ないかと。」


クレアは自信満々に答えたが、エルヴィンには一抹の、いや、ニ抹の不安が頭をよぎったのは言うまでもないだろう。



/ 1981ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp