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ハンジ班の奇行種【進撃の巨人/リヴァイ】

第37章 今生きて、此処にいる





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クレアは朝目覚めると、自室まで着替えに戻り、フレイアと無事の再会をはたす。

そして、一緒に朝食を済ませた後、クレアは医務室まで向かった。










「先生、おはようございます、クレアです。回診に行かれるならお手伝い致しますが?」


クレアが医務室の扉をあけると、医師はまさしく
回診の準備をしている所だった。


「クレアくんか?特別休暇なのに悪いね……すまないが、手伝ってもらえると、非常に助かるんだが…」


医師は少し苦笑いをしながら申し訳なさそうに答えた。


「もちろん、お手伝いします。さ、いきましょう。」


医師と共に講堂へ行くと、重症兵士達の状態は安定している様で医師もクレアもホッと胸をなでおろした。

クレアは包帯や点滴の交換などの手伝いを手早く済ませると、次はリヴァイの執務室へと急いだ。












「兵長、お待たせしました。すぐに紅茶を淹れますね。」



クレアが少し息を上げながらリヴァイの執務室にやってきた。おそらく講堂からここまで走ってきたのだろう。



「医師の手伝いはもう済んだのか?」



「はい。皆さん状態は安定しているので、後は回復を待つだけだそうです。」



「そうか……それにしてもお前は大丈夫なのか?せっかくの休暇だ。俺は付き合ってはやれないが、どこか出かけてくるなら行ってきてもいいんだぞ。」



「あ、ありがとうございます、私は大丈夫です。フレイアもエルドさんとこれから出かけるみたいなので、私は特に用事はないんです。ですから兵長のお手伝いをさせて下さい。」



そう言ってニコリと笑顔を見せると、クレアはヤカンに水を入れて湯を沸かし始めた。



様子からすると、昨夜の事をそこまで引きずっている様には見えない。

リヴァイは少し安堵すると、深く香るクレアの紅茶を待ち遠しくしながら手元の書類に目を通していった。


「お待たせ致しました。」


いつもの様にクレアが紅茶を持ってきてリヴァイの机に置いた。



フワッと奥深い紅茶の香りを感じながら窓の外を見れば見事な快晴で、今日はなかなか暑くなりそうな天気だ。


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