第37章 今生きて、此処にいる
「そんなにココがいいのか……?」
「…ふぅ…ん…ん……うぅ……」
煽られる様な言葉を浴びせられ、激しく揺さぶられてしまえば、止めどなく流れ込む快楽にクレアの理性は崩壊寸前だ。
「あぁ……いやぁ……もう…ダメで…す…」
口元に当ていた両手を開放し、今度は首元に腕を絡ませ抱きつくと、リヴァイの揺さぶるリズムに合わせて腰を振り出した。
「いい顔だな…クレア……」
少し眉間にシワを寄せて自分を見つめるリヴァイの表情は少し余裕をなくしている様に見える。
「…へ、へいちょうも…気持ちいい…ですか?」
「……あぁ…このままイッちまいそうだ……」
そんな事を言われてしまえば、沸々と燻っていたものが一気に爆発してしまいそうになる。
「あぁ……わ、わたし……もう……イキそう…です…」
「構わない……先にイけ……」
「あぁ…へいちょ…う…リヴァイ…兵長!!…もう…イッちゃう…」
リヴァイの言葉に我慢できなくなってしまったクレアは一心不乱に腰を打ち付け、迫りくる絶頂を、全身で受け止めた。
──ドンッ──
「…………っ!!」
そして、クレアが絶頂に達したのを確認すると、リヴァイはソファに押し倒して、自身の欲望も吐き出した。
今回は前回の反省もあり、中に放ってしまいそうになるという危険な展開にはならなかった様だ。
「へ、兵長!!こ、こんな無理をされて!もう…大丈夫なんですか?」
少しの間息を上げて横になっていたクレアだったが、頭に包帯を巻いたリヴァイの姿が目に入れば、すぐに起き上がり、少し怒りながら心配をした。
「大丈夫だ。むしろ乱れたお前の姿が見れたおかげで更に回復したから安心しろ。」
「そ、そんなことって……」
悪びれた様子もなくドヤ顔で答えるリヴァイにクレアは呆れ顔だ。