第37章 今生きて、此処にいる
「……わ、わかりましたから…あまり意地悪な事は言わないで下さい……それと…うまくできなかったらごめんなさい……」
いきなり上に乗れと言われても、リヴァイを満足させられるかなんて分からない。
クレアは少し不安げに断りを入れた。
「…この間、あんなに乱れていたいたクセにそれはないだろう。お前は十分にうまく動けるから安心していい。」
「そ……それは……」
この間とは、リヴァイから媚薬を盛られた時のとこだろうか。あの時の事は思い出すだけで全身から火が出そうになる程恥ずかしくなるが、リヴァイを満足させるために今頼れる情報はその記憶だけだ。
リヴァイはまだ応急処置をしたばかり。
無理をさせてまた顔色が悪くなったりでもしたら大変だ。クレアは必死にあの時の記憶を思い出そうとしたが、無理に思い出そうとしなくても、十分に身体が覚えていたみたいだ。
「………あぁ……ん……ん……!」
バランスを崩さぬようリヴァイの肩に手を置き、膝とソファの弾力を使って軽く動けば、自然と身体が自分の良い所を探して勝手に動き出してしまった。
あ…あぁ……
き、気持ちいい……
でも…でも…ちょっと違う……
もう少し…もう…少し……
「…あぁぁん!!」
少しずつ角度を変えて動いているうちにようやく良い所に当たったようで、思わず甲高い声を上げてしまった。
「なんだよ、ソコがいいのか?」
口角を上げながらリヴァイは快感に喘ぐクレアを満足そうに見つめた。
「あぁ……で、でも…私だけじゃ…ダメです!兵長にも…気持ちよくなって…もらいた…いです…」
「大丈夫だ。俺もしっかり良くしてもらってるから安心しろ……」
そう言うと、リヴァイはクレアの両脇に手を滑り込ませると、クレアの感じる部分を刺激する様に激しく身体を上下に揺さぶった。
「キャアッ!!はぁん!…あ、あ、あぁ、兵…長!!」
突然襲いかかる刺激に嬌声を上げてしまうが、外に漏れては大変だ。
クレアはリヴァイの肩に置いていた両手を離すと、口元にあて、必死に漏れる声を我慢した。