第35章 そしてリヴァイは考えた

「あぁ……！あぁ……へいちょう…へいちょう…！」



だが、きつく抱きついたまま、クレアは離れようとせず、リヴァイの射精感にも気づかないまま自身の絶頂を迎えるつもりのようだ。


媚薬のせいでそこまで頭がまわらなくなっているのだろう。

熱い吐息を吐きながら一心不乱にリヴァイの下腹部に花芯を擦り付け、咥え込んだモノを自身の中のいいところに当てるのに必死だった。




「…リヴァ…イへい…ちょう…気持ちいい…です…」





そう、気持ちよくて気持ちよくて…

頭の中が溶けておかしくなりそう…

早く、早くイキたい……

気持ちいい……もっと、もっと兵長が欲しい…

兵長が私への想いを迸る瞬間まで繋がっていたい…





快楽にどっぷりと溺れてしまったクレアはもうリヴァイを離すつもりはないようだ。




「お、おい待て……このままじゃ…マズい…」




さすがのリヴァイも慌てるが、射精感を我慢したままキツく繋がった状態ではクレアをなかなか無理矢理引き離すことができない。




「あぁ…もうダメ……イッちゃいます……」




「…………ッ！！」




さらにクレアの中がビクビクと締まり出したが、絶頂の波が通り過ぎ、背中にまわされていた腕の力が弱まった瞬間に、リヴァイは思い切りクレアを引き剥がして押し倒すと、溜まりに溜まっていた欲望をその胸元に解き放った。




「キャア！！………はぁ……あぁ……」




クレアはいきなり視界が反転したため目を白黒とさせながら息を上げている。




「おい、バカヤロウ……あと一瞬遅かったら中に出しちまってたところだったぞ……」



リヴァイも相当焦ったのだろう。

少し息を上げながらクレアに文句を言うと、汗で張り付いてしまっている長い髪の毛を丁寧にはがしてやった。



「ご、こめんなさい……気持ちよすぎて……つい…」



リヴァイの言葉で少し冷静さを取り戻したかのように思えたがそれは束の間の事だった。