第35章 そしてリヴァイは考えた
「ふ……うぅ……ん……」
厭らしい水音とクレアの吐息が漏れる。
一生懸命になりすぎて顎が痛くなってきたのだろう。
少し苦しそうな顔をしながらも、激しく動くことをやめないでいると、リヴァイの方が先に限界を迎えそうになってしまい慌てて身体を起こして自身のモノを握っている手をつかもうとしたが、その時だった。
「…もう…兵長のが欲しいです…」
口で愛撫をしている間に自分の下半身も再び疼き出してしまったのだろう。
いったん唇を離したクレアは、懇願する様にリヴァイを熱い視線で見つめた。
「クレア……」
その顔は反則だろう。
クレアの幼い顔立ちはどうしてもリヴァイの背徳感を刺激し、理性というブレーキを壊そうとする。
その上、熱のこもった艶っぽい視線に唇の端からは飲み込みきれなかったリヴァイの先走りが一筋の線となって顎を伝っている。
その姿はリヴァイの情欲を駆り立てるのには十分過ぎる程の破壊力であった。
「あぁ…いいぞ。お前は……っ!!……おい!」
──お前はどうしたいんだ──
と言おうとしたリヴァイだったが、すぐにでもリヴァイを自身の中に招き入れたかったクレアは、前半の部分だけを聞き届けると、後半の部分には耳をかさずに跨り、下着をずらして思い切り腰を沈めてしまった。
「あぁん……!!」
お互いに久しぶりに感じる快感に一瞬時が止まってしまったかのような感覚に襲われた。
しかし、それだけでは足りないのか、クレアは貪欲にもすぐに腰を動かし、性の快感を全身を使って欲しがった。
「はぁ……あぁ……あぁ…」
上下に動かしてみたり、前後に動かしてみたり自分の感じるところを一心不乱に探ると、あるところで痺れるような感覚が走った。
「はぁ!…あぁ!!」
前後に腰を振りながら花芯をリヴァイのモノの根本当りに擦り付けるように動くと、内側もいいところに当たるのか、外と内から快感が流れ込み、クレアは髪を振り乱しながら激しく腰を振り続けた。