第34章 その数、無制限
「??」
自分の手の中で硬さを増してゆくソレの先端から、何かが滲み出てきているのにクレアは気付いた。
これは何だろうか。
こんな事までは教えてもらっていなかったため、思わず動かす手を止めてしまった。
「…………………」
握ったまま親指でその先端から滲んでいる液体らしきものに触れると、少しトロッとした感触がした。
それは、自分の身体が感じた時に溢れてくる愛液によく似ている様な気がする。
「!!」
もしかしなくても、男も女と同様に、気持ちいいと感じれば濡れるのだろうか?
「な、なんだよ……」
リヴァイを見上げれば少し顔をしかめて横を向いてしまう。
再びその手を上下に動かせば、強気な態度を口にしつつも、悔しそうな表情をしながら更に顔をしかめてしまった。
クレアの求めていた答えは、リヴァイのこの反応で十分知ることができた。
動かすたびにジワリジワリと滲みでるソレは少しずつリヴァイ自身とクレアの手を濡らしていき、みるみると滑りをよくしていった。
「……………クッ!」
下半身に力を入れながら必死に快感で漏れる声を我慢しているリヴァイを見ると、クレアも伝染するかのように自身の下半身が熱くなりだしてしまう。
自分の慣れない愛撫にもかかわらず、こんなに声を我慢しながら感じてくれている。
そんなリヴァイに愛しい気持ちが込み上げてくると、先程の絶頂から少し時間がたち、冷たく濡れていた下着が再び熱く濡れだしてしまった。
「……兵長…気持ちいいですか?」
「………………あぁ…」
余裕なく返事をする兵長……
こんな風にしているのが他でもない、自分なんだと思うと、嬉しくて嬉しくて仕方がない。
愛しい……
愛しい……
そんな言葉だけでは表現しきれない……
もっと、この気持ちを兵長に知ってもらいたい。
そう心の底から想うと、クレアの身体は自然とある部分を目指して動きだしていた。