第34章 その数、無制限
クレアはリヴァイのモノを握ったまま身体を屈めると、小さな口を開き、その先端を含もうとしている。
しかし……
「ま、待て……お前がそこまでする必要はない…」
寸での所でリヴァイに制止をさせられてしまった。
クレアの肩を掴んだ様だが、リヴァイはらしくもなく息を上げて、肩を掴む力もそこまで強くはない。
この状況では既にリヴァイのモノを握っているクレアの方が優勢だった。
「そんな事、仰らないで下さい…私も兵長にご満足して頂きたいのです。」
ニコリと柔らかい笑顔を見せると、なんの迷いもなくクレアはその先端を口に含んでしまった。
「………………っ!!」
その瞬間、掴まれていた肩がグッと握られた様に感じたがそれはそれで嬉しい反応だ。
口淫の仕方は昨夜のスパルタ予習には入ってない項目だった為、やり方など分からない。
でも、フレイアの言った通りだった。
クレアは溢れ出す愛しさに身を任せていたら、なんの迷いもなく、心から純粋に、リヴァイの男としての部分に唇を付けたいと思ったのだ。
不思議な程嫌悪感はなかった。
この部分を含めて愛しいリヴァイ。
ただそれだけだった。
正しいやり方は分からないが、とにかく歯が当たらないように気をつけて一生懸命やってみようと、クレアは口を動かし始めた。
根本は優しく手で握ったまま先の亀頭部分を口に含み、咥えたまま舌先で舐めてみると、口内に少し苦い味がひろがった。おそらくこれは先程滲み出ていた液体だろう。
まずは悪くない様だ。
こんな反応1つでもクレアの胸は高鳴りもっと上手くしてあげたいとついつい気持ちが焦ってしまう。
一旦唇を離すと、今度は色んな角度から吸い付くようにキスをしてみた。
舌を這わせてみたり、吸い付いたりしながら、リヴァイの1番感じる所をクレアは真剣にくまなく探してみた。