第34章 その数、無制限
「……………」
やっとの思いでチャックを下ろし、下にはいていた下着をずらすと、ソレはクレアの手から取り出さなくても勢いよく飛び出してきた。
「!!」
いきなり目の前に現れた愛しい恋人の分身。
力強く天井に向かって隆起している。
リヴァイのソコは、自分が思ったのと同様に触れて欲しがってるのだろうか…それとも早く自分の中に入りたがってるのだろうか…
クレアはドキドキしつつも、あれコレと考えを巡らせ、そっと握ってみた。
「…………………っ!!」
リヴァイの肩がピクリと動く。
驚かせてしまっただろうか……
でも拒絶する言葉は出てこなかったため、クレアはそのまま続けた。
…確か、こうやってすると男の人は感じるってフレイアが言っていた……
昨夜のフレイアによるスパルタ特訓で練習した通りにクレアはそっと手のひらで包んだまま上下にしごき始める。
すると硬く弾力のあるソレは、クレアがしごけばしごく程に質量と硬さを更に増していった。
「……………クッ!」
リヴァイは若干余裕を失くしていた。
まさかこんな事をされるなんて思ってもみなかったし、させるつもりもなかった。
大袈裟に言ってしまえばこの先もずっとさせるつもりはなかったのだ。
それなのに今自分の下半身の熱源はクレアの手によって愛撫をされている。
その小さくて柔らかい手のひらはとても立体機動のトリガーを引いてブレードを振るってる様には思えない。
白くて柔らかい真綿にくるまれてる様な浮遊感がリヴァイの中心を支配した。
少しでも気を抜いたら出てしまいそうだ。
リヴァイは目を細めながら必死に奥歯を噛み締めて、込み上げてくる射精感を我慢した。
動かす手を止めることなくリヴァイの表情を見ると、その表情は少しだけ余裕を失くしてる様にクレアは感じたのだが……
自分の手で、自分の愛撫でリヴァイはちゃんと気持ち良くなってくれているのだろうか?
こんな事をするのは初めてで、どうしたらいいのか分からない。
確かめたいが、どうやったら確かめられるだろうか……
クレアがそう思った時だった。