第34章 その数、無制限
「そ、そんなぁ…」
隠されれば隠される程とは…なんて傍若無人な感覚なのだ。
決してエロいポーズなどした覚えはないが、リヴァイがそう感じているのなら、自分のこの恥ずかしがる姿はとてもエロい姿になってしまってるのだろう。
そこまで言われてしまえば、そんな姿をいつまでも晒していたくはない。
「うぅ………!!」
クレアは考えに考えると、ゴクリと唾を飲み込み腹をくくった。
──バサッ──
「兵長!!これでもうエロくは無いですよね!?」
クレアはバスタオルを放り投げ純白の下着姿となると、文句は言わせないとばかりにリヴァイに噛みついてみせた。
しかし、リヴァイはそんなヤケクソになったクレアを見上げながらクツクツと悪い笑みをこぼしている。
「さすがは奇行種、合格だ。だがもう1ついい事を教えてやる。」
「……え?!」
リヴァイはクレアの両腕を掴むと思い切り引っ張り、自身の膝に跨がらせた。
「お前のそういう行動は全て俺を煽る事になるってな。」
「キャッ!!あぁ……!!」
再び腕を強く引かれると、リヴァイの唇が首筋に吸い付いてきた。
何度も何度も場所を変えて跡を付けられてしまえば、無意識に子宮の奥からジュンと潤いだす感覚がクレアの下半身を支配してしまう。
「もう……兵長!私が何をしても最初からこうするつもりだったんですね…!」
「鈍感なお前にしては察しがいいな、正解だ。ご褒美をやらないとな。」
──ドサッ──
「あぁ……兵長……」
誘惑に負け、思わずソファに押し倒してしまったが、この部屋には天蓋付きの立派なベッドがある。
何もこんな狭いソファでしなくてもいいだろうと考えていると、ふとあるものが目に入った。
「!?」
それはハンジからのプレゼントが入っていた白い紙袋だった。
よくよくみるとまだ何か入っている。
リヴァイは手を伸ばして紙袋をひっくり返してみた。